小林化工 睡眠剤混入のイトラコナゾール錠服用による健康被害217件 被害報告は約6割に及ぶ
公開日時 2020/12/28 18:05
小林化工による製造工程で睡眠剤が混入された経口抗真菌剤イトラコナゾール錠50「MEEK」(ロット番号・製造番号:T0EG08)を服用したことに伴う健康被害が、12月28日16時時点で前日より1人増えて217件となったことが分かった。12月26日時点での健康被害は185件だったが、翌27日は31件増えて216件、28日に更に1件追加され217件となった。同社は当該製品の服用患者が364人と報告している。医療機関等からの報告数も日々増加しており、健康被害は約6割に及ぶ。
なお、健康被害217件の内訳は、自動車等の運転による事故は23人、救急搬送・入院‘退院を含む)は37人となっている。これまでに認められた主な症状は、眠気、頭部ふらつき感、傾眠、意識障害、転倒、意識消失、めまい感、記憶障害、ろれつ不良、倦怠感、意識レベルの低下など。