スズケン AIスタートアップのUbieと資本業務提携 新たなビジネスモデル創出へ
公開日時 2020/04/30 04:50
スズケンは4月28日、AIスタートアップ企業のUbie(本社・東京都中央区日本橋室町)と資本参加を含む業務提携契約を締結したと発表した。Ubie が新たに発行する優先株式を引き受ける。出資比率は発行済株式総数の10%程度。取引チャネルやノウハウの活用など「医療機関向けのサービス」の更なる普及や、AIおよびデジタル技術の活用による働き方改革や地域包括ケアの実現、両社グループのヘルスケア関連データを活用した新たなビジネスモデルの研究などに取り組む。
スズケンは医療環境の変化を踏まえ、既存事業の利益体質への強化とともに、グループ各事業の機能融合を図るなどグループの構造改革に取り組んでいる。さらにデジタル化に対応した情報プラットフォームの構築に向け、パートナー企業や外部企業との協業を進めている。すでにDr.JOY、Welby、エンブレースと資本業務提携を行っており、今回Ubie が加わることで医療情報プラットフォーム構築を加速化させることができると期待を寄せている。
Ubieは、AIで業務効率化に繋げるサービス「AI 問診Ubie」や、症状から適切な医療への案内をサポートするサービス「AI受診相談ユビー」を展開している。
両社は、これまでも医療従事者の働き方改革や生産性向上など、医療業界が抱える課題解決に向けて、両社のリソースに加え、AI 等のデジタル技術の活用について検討を進めてきた。今回の業務提携契約により、両社グループのヘルスケア関連データを活用した新たなビジネスモデルの研究などに取り組む方針だ。