アルフレッサグループ 新型コロナ対策 MRの医療機関訪問自粛 MSや配送担当者はマスク着用
公開日時 2020/03/04 04:50
アルフレッサホールディングスは3月3日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大に対し、MRによる医療機関訪問を3月13日まで自粛するなどの同社グループの取り組みを発表した。MRの訪問自粛期間は今後の状況に応じて変更する可能性がある。一方で、MSや配送担当者は医療機関を訪問可とするが、その際はマスクを着用する。
同社は、「お取引先、当社グループ従業員およびその家族の安全を確保しながら、医薬品等の安定供給に努めていく」としている。
■プライベートの懇親会・宴会参加も自粛
MRは、アルフレッサファーマに所属するMRのこと。MR活動以外にグループ会社で自粛している主な取り組みには、▽不要不急の出張・移動▽多くの人が集まる会議、セミナー、イベントなどへの参加▽プライベートを含む懇親会や宴会などへの参加――がある。
一方で、Web会議システムの積極的な活用や、手洗い、うがいや咳エチケットの徹底を図るほか、時差出勤を奨励し、一部グループ会社ではテレワークも実施している。
毎日の出社時に検温し、発熱などの症状がみられたら出社を控える。37.5度以上の高熱の場合は出社を禁止とし、症状が4日以上続く場合は各都道府県の相談窓口に連絡し、指示に従うことも確認した。万一の場合の濃厚接触者の把握のため、事務所の来訪者に対して入退室の記録を依頼することもしている。