【20年1月リスト 短期連載4】産婦人科 社会的ニーズ高いスペシャリティ領域
公開日時 2020/02/21 05:00
ミクス編集部が製薬企業69社を対象にまとめた「新薬パイプラインリスト20年1月版疾患別」(19年11月調査、P2以降の国内開発品を集計)によると、がん関係を除く産婦人科領域の開発品は13品目(プロジェクト)だった。参入企業は限られるが、あすか製薬、バイエル薬品、フェリング・ファーマなどがそれぞれ複数のプロジェクトを進めている。進捗したプロジェクトも多く、研究開発が活発なスペシャリティ領域であるといえるだろう。子宮筋腫、子宮内膜症、不妊症調査会社の富士経済の調べでは、子宮筋腫・子宮内膜症、経口避妊薬、切迫早産・陣痛促進、更年期障害・月経障害、不妊――の産婦人科領域の薬剤の20年の市場規模予測は合計しても1000億円に届かないとされる。がん免疫チェックポイント阻害薬なら1品で達成するイメージだ。...