スズケン 構造改革で好決算 「One Suzuken」浸透
サプライチェーン ロジスティクス研究会 保高英児
公開日時 2019/08/31 00:00
サプライチェーンロジスティクス研究会保高英児スズケンの2019年3月期医薬品卸事業の決算は、営業利益率が1%超を果たすなど好調だった。その主たる理由はスペシャリティ医薬品の売上増や同社の構造改革による販管費率減にあった。宮田浩美社長は16年4月に就任、17年に中期成長戦略「OneSuzuken2019」を打ち出し、今年はその最終年度にあたる。同社は15年には大型C型肝炎薬登場の恩恵を受けたが、それは一過性に終わり、医薬品卸の経営環境は薬価制度改革・GE80%達成・毎年薬価改定と続き、厳しさを増す。同社の対応策はどうか。宮田浩美社長と浅野茂副社長に話をうかがった。希望退職者597人、卸事業営業利益率1%超スズケンの19年3月期医薬品卸事業の決算は、営業利益率が久々に1%超を果たし好調だった。そ...