アステラス製薬 透析期の貧血治療薬ロキサデュスタット、日本で承認申請
公開日時 2018/10/02 03:50
アステラス製薬は10月1日、透析期の慢性腎臓病(CKD)に伴う貧血の適応症としてロキサデュスタット(一般名、開発コード:ASP1517/FG-4592)を日本で承認申請したと発表した。
同剤は、低酸素誘導因子(HIF)プロリン水酸化酵素を阻害することで、赤血球産生に関与するHIFを増やし、赤血球の産生を高めて、貧血で低下していた酸素運搬を改善するという新しい作用を持つ。腎性貧血に標準的に用いられるエリスロポエチン製剤は皮下注製剤だが、今回申請した薬剤は経口剤。米FibroGen社と共同で開発した。
CKDに伴う貧血は、入院、心血管疾患、輸血、他の重篤な症状の悪化および死亡のリスクを増加させる合併症として知られる。