9月からエントリー開始
沼田 テーマは「地域」ということで、MR認定センターとも同じテーマで取り組むことになりました。是非、MRをモチベートする機会として大勢の方々に活用して頂きたいと考ええています。
では、実際の運営方針について木村(恵)さんからご紹介下さい。
木村(恵) 8月からイベントの告知をスタートさせ、9月末までをコンテストへのエントリー期間とします。エントリーの方法はネット経由です。その上で、一次審査を行います。
一 次審査は書類審査と自己紹介動画、小論文となります。小論文のテーマは「地域医療への貢献」です。小論文の採点は実行委員会ではなく、外部者で構成する審 査委員会の先生方にお願いします。外部の審査委員につきましては、製薬企業の教育担当者のOBで構成するチームにお願いすることになります。
そこで選ばれた方がファイナリストとして、11月22日の2次審査「本選」に進みます。ファイナリストの発表は10月下旬頃を予定しています。
2次審査は、ロールプレイ、プレゼン、ディスカッションの3本立てです。医師、薬剤師などで構成する最終審査委員会の評価と、本選に参加頂いた聴衆の皆さまの評価を合算した形でナンバー1MRを選出することになります。
小久保 前回はファイナリストの中からMVMR(モスト・バリューアブルMR)を1人選出した。第2回についてもナンバー1は決めますが、順位をつけることはしないです。
沼田 ありがとうございました。エントリーは9月1日からですね。最後に第2回のテーマである「地域への医療貢献」について、皆さまから一言お願いします。あわせてどんなMRがファイナリストに残るかについても教えてください。
MVMRに選ばれるには
池上 企業が求める良いMRと、現場が評価するMRとが一致しないことが多い。社内評価は高いが、一方で会社しか見ていないMRは現場から評価されていない。今回のコンテストでは、そういう人を選びたくない。できれば、外部から高く評価され、かつ数字がついてくるMRを評価したいと思う。
小久保 たぶんMRが医療機関で良い仕事ができているというケースの多くは、薬剤部やDI室などと十分なコニュニケーションが取れていることが多い。是非、この機 会に医療機関側からも、自院を訪問するMRについて、自信をもって推薦して欲しい。そういうMRこそファイナリストに残っても高く評価されるのではないか と思う。
木村(恵) 製薬業界から離れた立場で話を聞いているとセール スというイメージが強いと感じている。医療現場と会社の評価ポイントの乖離があるのだと思う。現場で評価されるMRをモチベートしたい。医療に貢献する MRの活動をもっと皆に知ってほしいと思う。それがこのイベントの目的の一つだ。
吉田 いろいろな立場の人が医療に関わることで医療が良くなっていくのだと思う。MRもその一人になって欲しい。情報を持っている強みをもっと活かすべき。また違った視点で発言できることも大切。そんなMRがエントリーしてくれることに期待している。
木村 本社の企画する講演会なども多いが、これからは地域が中心となる時代だ。地域内のオピニオンリーダーと相談しながら、医療者同士をつなぐ企画を提案できる MRが求められるのではないだろうか。看護師や薬剤師と医師が連携することも増えている。チーム医療を考えざるを得ない。その中でMRが立場をどう確立で きるかが重要になる。こうした提案のできるMRが必要だ。
望月 取材で 感じるのはMRのエリア意識が薄い。地域包括ケアの話しを医療者としても企業への期待は少ない。このままいくと企業の立場は除外される。是非MRもエリア に対しこれだけのことができるというところを見せて欲しい。MRもこれからの医療像にもっと関心をもって、底力を見せて欲しい。
沼田 第2回MRナンバー1コンテストに多くのMRさんがエントリーして頂けることを期待します。皆さま、ありがとうございました。
MRナンバーワンコンテスト 特設サイトはこちら!