JCRファーマ 持続型成長ホルモン製剤の臨床開発へ
公開日時 2015/04/21 03:51
JCRファーマはこのほど、既存製剤より効果が長時間にわたって続く、持続型成長ホルモン製剤「JR-142」の臨床開発に向けて業務を開始したと発表した。既存の成長ホルモン補充療法ではほぼ毎日自己注射することが基本となるが、持続型製剤にすることで、効果を維持しながら投与回数を減らし、患者の投与の負担を軽減することなどを目指す。どの程度の投与回数になり、今後、どう開発を進めていくかについては現時点では開示していない。
この製剤は、同社が新たな持続型成長ホルモン分子を独自に創出したことによるもの。このほど目標とする性能を確認できたことから、本格的な臨床開発に向けて準備に入った。特許も申請した。併せて、簡便に投与できる持続型製剤専用注入器の開発も進める。同社が4月14日に発表した。