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サノフィ 基礎インスリン製剤ランタスの後継品を国内申請 1日の低血糖発現率低く

公開日時 2014/07/30 03:52
サノフィは7月29日、基礎インスリン製剤ランタスの有効成分インスリン グラルギン(遺伝子組換え)を含有し、ランタスよりも平坦かつ持続的な血中濃度を示す「HOE901-U300」(以下、U300)を同日付で国内申請したと発表した。同社はU300をランタスの後継品と位置付けている。ランタスは今年11月に物質特許が満了する。同社はU300の承認取得後の戦略を明らかにしていないが、ランタスからU300への切替を進める可能性がある。

U300はインスリン グラルギンをベースとした新規の基礎インスリン製剤。ランタスを比較対象とした臨床試験でU300は、▽ランタスと同等の血糖コントロール▽夜間低血糖や1日(24時間)の低血糖発現率が一貫して低い――ということが確認されており、ランタスよりも平坦かつ持続的な血中濃度および血糖降下作用の推移を示す製剤となる。また、U300はランタスよりも有効成分の濃度が3倍のため、同単位を注射する際の注射液量は3分の1になる。

同社は、「U300はランタスと比べて注射液量が少なく、1日を通じて一貫して低血糖を抑えられるため、糖尿病患者さんの血糖管理において効果的な新規基礎インスリンとなる可能性があると期待している」とコメントしている。承認取得後は使い捨てタイプのキット製剤で販売する予定で、既存のインスリンキット製剤(ランタス注ソロスターなど)と投与量の設定方法などは同じになる。なお、現時点では世界のいずれの地域でも未承認、未認可となっている。
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