エイザス 優秀MRのベストディテール 多くのMRがタブレット端末で実践できるサービス開始
公開日時 2014/06/09 03:51
エイザス(東京都港区、西章彦代表取締役)はこのほど、優秀MRが実践しているベストディテールを、多くのMRがタブレット端末を用いて行えるようにする新サービス「1GO1E2」(イチゴ イチエ ツー)の提供を開始すると発表した。タブレット端末に専用の医療情報提供コンテンツを搭載して、医師に話しかけるような感じで、クロージングまでの質問項目や話の流れをコンテンツがリードする。同社は「従来MR個人の力量に委ねられていたディテールのレベルを高い水準に導くことが期待できる」としている。
西社長は本誌取材に、「優秀MRには医師のニーズを引っ張るスキルやクロージングまでの話の流れがあるが、多くのMRは見せたいデータの前に会話や説明が途切れてしまうことが少なくない」と指摘し、「1GO1E2」でMR個々のディテール水準を向上させたいとの考えを示した。タブレット端末に搭載するコンテンツは1分程度のものから用意し、例えば医師が選択肢の質問に答えると、MRにだけ次に出てくるスライドがわかるような工夫も施されている。「MRは安心してディテールに臨めるようになっている」(西社長)という。
また、タブレット端末に搭載するコンテンツには、より効果的なディテール手法や課題を抽出できるよう、あらかじめ必要なデータを取得できるシステムが埋め込まれており、「1GO1E2」を実装するだけで製薬企業の製品戦略の立案や見直しを迅速に行えるようになっている。同社によると、複数の製薬企業で導入または検討段階にあるという。