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バクスター 血友病B用遺伝子組み換え第9因子製剤を承認申請

公開日時 2014/01/10 03:51

バクスターは1月8日、すべての年齢層の血友病B患者の出血傾向の抑制を適応とした遺伝子組換え型血液凝固第9因子製剤「BAX326」(一般名:nonacog gamma)の承認申請を日本で行ったと発表した。遺伝子組換え製剤は、血液由来製剤より感染症リスクが低いとされるが、日本には血友病B用の製剤は1製剤しかなかった。

 
発表によると、患者を対象にした国際共同試験では、同剤の週2回の定期補充療法を6カ月間受けた患者の43%(56人中24人)に出血が発生しなかった。効き目を悪くする抗体(インヒビター)の発現は見られず、アナフィラキシー反応も報告されなかったという。最も多く認められた副作用(1%を超える被験者に発現)は、味覚異常および四肢痛。12歳未満の血友病B患者23人を対象とした試験結果も承認申請資料として提出した。承認申請は13年12月26日に行った。
 
血友病Bは、出血を抑える血液凝固第9因子が欠乏している疾患で、日本の患者数は約1000人。同剤は海外では、成人患者を対象に米国とプエルトリコで販売されている。
 
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