アッヴィ/Meiji SSRIフルボキサミン 小児強迫性障害の適応追加でフェーズ3開始
公開日時 2013/06/13 05:00
アッヴィとMeiji Seikaファルマは6月12日、うつなどに用いるSSRIフルボキサミンマレイン酸塩(一般名)の適応に、小児強迫性障害を追加するためのフェーズ3を始めたと発表した。同剤でこの適応は、海外約90カ国で承認されており、厚労省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」は日本でも必要と指摘、両社は同省から開発するよう要請されていた。
強迫性障害は、手を繰り返し洗う、鍵を閉めなかったなどと心配し頻繁に確認するといった強迫症状と呼ばれる症状なとがみられる不安障害。症状が続くと、外出が難しくなったりするなど日常生活に大きな支障が出る。
同剤は現在、成人に対する「うつ病及びうつ状態」、「強迫性障害」、「社会不安障害」の適応で、アッヴィからはルボックス、Meijiからはデプロメールのブランドで販売されている。