バイエル薬品 慢性血栓塞栓性の肺高血圧症薬で初の治療薬を国内承認申請
公開日時 2013/05/20 05:02
バイエル薬品は5月17日、日本で初めての慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)の治療薬としてリオシグアトを日本で承認申請したと発表した。 この適応疾患は、肺血管の血栓による徐々に肺動脈圧が上昇し、右心不全をきたす希少難病。治療薬患者数は1288人(2010年度、難病情報センター)。
治療法としては、肺の血栓などを手術で取り除く方法がある。しかし、再発や手術が適応にならない患者も少なくなく、この疾患に適応を持つ治療薬はないという。なお、この疾患は、国の特定疾患に指定されており、治療費には公費負担制度が適用される。