持田製薬 肺動脈性肺高血圧症治療薬トレプロスチニルを国内申請
公開日時 2013/04/30 05:02
持田製薬は4月25日、肺動脈性肺高血圧症治療薬としてトレプロスチニル(=一般名、開発コード「MD-0701」)を日本で承認申請したと発表した。携帯用小型ポンプを用いた持続投与型の注射剤で静注に加え、皮下注射も可能なのが特徴。
海外では、米ユナイテッド・セラピューティクス社が02 年にRemodulinの商品名で米国で発売、現在では世界30カ国以上で承認されているプロスタグランジンI2製剤。同社から持田は07年に導入、開発してきた。
血管拡張作用を持つプロスタグランジンI2が、肺動脈圧を下げて、血液を流れやすくし、症状を改善する。同製剤としてはグラクソ・スミスクラインのフローラン(持続静注製剤)が知られている。