サンテ医業コンサル代表田中豊章この連載も今回で最終回、これまで約１年半にわたりお伝えしたことのまとめを行います。皆さんに一番お伝えしたかったことは、担当地区により医療提供体制、患者さんの分布、各種診療報酬における加算点数取得状況が異なっていることから、自ら担当地区を分析し、効果的なマーケティングを行うことが必要だということです。そして実は、その分析は誰でもタダで入手できる公的データを活用すれば、相当程度可能であるということで、その方法をお伝えしました。本社・上司などからの資料やデータに頼るのではなく、自分の担当地区は自分で分析して攻略すること、開拓することの重要性を認識して頂きたかったのです。医薬品情報の提供はもとより、このようなデータの分析結果は、医療機関も求めています。ＭＲが担当地区の分...