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【診療報酬改定:注目トピック17】治療抵抗性統合失調症患者の副作用管理に500点

公開日時 2012/08/21 04:00

診療報酬改定で知っておくべきトピックを、ミクス増刊号「医師と話せる診療報酬改定」(3月25日発売)から定期的に紹介するこのコーナー。前回第16回からは増える精神疾患対策。前回と今回は課題が少なくない薬物療法について、適正使用を促す点数について解説する。今回は、治療抵抗性の統合失調症患者の切り札として位置づけられるクロザリル錠(一般名:クロザピン、会社名:ノバルティスファーマ)の投与の条件である副作用管理の取り組みを評価する点数だ。

同剤は、死亡のおそれもある重篤な副作用が知られており、添付文書の警告欄には、「無顆粒球症、心筋炎、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡等の重篤な副作用」に十分に対応できるでのみ使用することとされている。点数は、患者に対し計画的な医学的管理を継続し、薬剤の効果・副作用を説明し、必要に応じ指導した場合、月1回、薬剤の投与時に500点の算定を認める。これは「治療抵抗性統合失調症治療指導管理料」で、12年度改定で新設された。

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