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【診療報酬改定:注目トピック6】便利な間歇注入シリンジポンプの普及後押し

公開日時 2012/05/15 04:01

診療報酬改定で知っておくべきトピックを、ミクス増刊号「医師と話せる診療報酬改定」(3月25日発売)から定期的に紹介するこのコーナー。これまで今改定では、できる限り退院を促す方向にあること、そのため退院後計画の充実、在宅に移行した患者の支援強化へ誘導する内容になっていることを解説した。今回も、前々回からの続きで在宅医療のトピックを取り上げる。今回は、携帯して、インスリンなど薬剤を持続的に注入する間歇注入シリンジポンプで、特に注入量など様々な設定が可能なプログラム付ポンプの普及を後押しする点数について解説する。

糖尿病治療で用いられるインスリン投与を例に挙げると、自己注射による投与のほか、体に装着する携帯の間歇注入シリンジポンプから注入する方法もあり、簡便かつ自然な注入ができると注目を集めている。投与量を細かく調節できるプログラム機能付のものもある。こういう装置は、患者に貸し出される形になることから、医療機関にかかるコストと、それを指導した場合の診療報酬点数(在宅自己注射指導管理料、間歇注入シリンジポンプ加算)が見合わず、普及の課題になっていたという。

そこで今回、医学的な必要性を踏まえて、間歇注入シリンジポンプを用いた場合の「在宅自己注射指導管理料」の引き上げ、「間歇注入シリンジポンプ加算」もプログラム付ポンプを用いた場合の点数を新設した。患者の利便性もあるこの装置について、点数を大幅に引き上げることで普及の後押しをするのが狙いである。

在宅自己注射指導管理料    820点→     複雑な場合 1230点
              (間歇注入シリンジポンプを用いた場合)

間歇注入シリンジポンプ加算 1500点→プログラム付きポンプ 2500点

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