武田薬品 FDA承認審査中の「SYR-322」 安全性追加データ必要に
公開日時 2012/04/27 04:00
武田薬品は4月26日、米国FDAが承認審査中の新規2型糖尿病治療薬「SYR-322」(一般名:アログリプチン)と同剤とアクトスの配合剤の審査結果通知を米国時間の25日に受領し、FDAから追加データの提出を求められたと発表した。
同社によると、求められたのは安全性に関するデータ。詳細を同社は開示していないが、「米国意外の市販後臨床データおよび現在実施中の臨床試験データを提出することで対応できるものと考えている」という。いつまでに提出できるのかなど今後のスケジュールは未定で「FDAと協議していく」としている。
同剤はDPP-4阻害薬で、同社主力品の2型糖尿病治療薬アクトスの後継品と位置付けられている。FDAは09年に心血管イベントの発現を検証する追加臨床試験を要請し、同社は11年7月に提出。当初12年1月25日が審査終了日だったが、FDAは4月25日に延期していた。