【医薬ランキング2011注目トピック9】2010年度製品売上高(100億円以上)
公開日時 2012/03/06 04:00
好評いただいているMonthlyミクス増刊号「医薬ランキング」。毎年、新規データを掲載するなど充実を図っている。毎週火曜に、注目のトピックを紹介していくこのコーナー。今回は「2010年度製品売上高(100億円以上)」。
製薬各社へのアンケートや取材により、各社の主力品的な位置付けとなる国内売上高100億円以上の製品を集計した。全体を眺めると、例年どおり生活習慣病薬が上位に多く、全体でも幅を利かせている。上位10製品のうち6製品は高血圧、高脂血症の治療薬であり、ARBは4製品を占める。
10年度ランキングには、09年12月に発売になった新規糖尿病治療薬のDPP-4阻害薬(MSDのジャヌビア、小野薬品のグラクティブ)が登場。臨床での高い評価のとおり、急伸長を見せた。MSDのジャヌビアは209億円、小野薬品のグラクティブは111億円(両剤は同成分、一物二名称)。小野は11年度に倍増の260億円を計画している。
抗がん剤は15製品で、全体の11%を占める。09年度に続き大きく伸ばしているのが生物学的製剤の抗リウマチ薬。田辺三菱製薬のレミケード、武田薬品のエンブレルに加え、中外製薬のアクテムラ、エーザイのヒュミラがランクインした。
全135位のうち5位までのランキングはこちら→
掲載データ一覧は次のとおり。
http://mixonline.jp/MedicalRanking/MedicalRankingDetail/tabid/95/dbrankid/835/year/2011/Default.aspx