新薬創出加算で医薬品流通が変わる 緊急調査で見えた情報武装MSの必要性(1)
公開日時 2010/08/30 00:00
厚生労働省から求められている流通改善を進めつつ、苦境からの脱出をどう図るか注目される医薬品卸。総価取引から単品単価取引への切り替え、薬価差圧縮へ動き出そうという中、4月に試行導入された新薬創出加算を理由にした「値上げ」が医療機関側から指摘される。かねてからの経営の厳しさも手伝い、より納入価をシビアに見るようになった医療機関と、利益改善に取り組む卸とが対峙する形となった。流通改善、新薬創出加算が実施される中で卸がどう行動するのか。正に正念場であり、注目されるところではあるが、逆に言えば医療機関側が求める行動、機能もあろうというもの。そこで編集部は、開業医200人に卸やMSの評価、今後の期待すること、新薬創出加算の受けとめ方などについて緊急調査を行うとともに、医師、卸当事者に取材。さらには、識者...