大洋薬品の不祥事 GE薬協・澤井会長が陳謝
公開日時 2010/03/24 04:01
日本ジェネリック製薬協会(JGA)の澤井弘行(沢井製薬会長=写真)は3月23日、都内で開いた「ジェネリック医薬品情報提供システム」説明会でのあいさつで、大洋薬品工業の職員が製品製造工程で配合ミスを疑ったにもかかわらず、出荷確認のための試験に正常品のサンプリングを提出し、承認規格外の製品を流通させた問題に触れ、「誠に申し訳なく、心よりお詫びする」と陳謝した。
澤井会長は、「いよいよこれから、4月の調剤報酬の改定などで一気に(12年度目標のGEシェア)30%に向けてスタートラインに立とうという時に、会員の大洋薬品の不祥事があり、誠に申し訳なく、心よりお詫びする。真摯に受け止め、二度とこのような不祥事が起きないよう会を挙げ信頼の確保に向け努力したい」と述べた。
JGAは18日に理事会を開き、大洋薬品に対し、岐阜県の行政処分が決まり次第何らかの処分を下すことを決定している。今週中にも県の処分が決まるとみられ、それを受けJGAは週明けにも会としての処分内容を決める方針。