薬効分類別点数、抗がん剤などが拡大
公開日時 2009/07/31 00:00
秋から本格化する診療報酬改定に向けた議論で数字的根拠として注目される社会医療診療行為別調査の08年結果の概況がまとまった。薬剤費率は29.0%と微減。08年度診療報酬改定で対策を打った後発医薬品も20%台に乗ったが、その伸長率は微増にとどまった。また、薬剤点数の構成比率では高薬価品の多い薬効が伸びている傾向だ。薬剤比率は29%と微減厚生労働省は6月25日、08年社会医療診療行為別調査の概況を発表した。薬局調剤での調剤行為別にみた1件あたりの点数は1012.2点と前年に比べ1.2%増。調剤技術料は3.5%増の216.7点で、薬学管理料は6.7%減の52.5点となった。薬剤料は対前年比1.1%増の737.4点と伸び率自体は高くなかったが、点数の増減では調剤技術料並みの7.7点増加した。医科総点数...