IMSヘルス 05年米処方薬売上高は5.4%増、今後も5~8%成長続く
公開日時 2006/03/08 23:00
米IMSヘルスによると、05年の米処方薬売上高は前年比5.4%増の2518億ドルと
なった。なかでもバイオ医薬品が17.2%増の328億ドルと牽引した。IMSでは、
米医薬品市場は今後5年間、年平均5~8%伸び続けると予測。その要因とし
て新薬の上市、COX-2阻害剤の回復、メディケアパートDによる医薬品利用増を
あげている。
06年の米国上市予定品のうち、サノフィ・アベンティスのアコンプリア(肥満
治療)、ファイザーのスーテント(がん治療)やエクスベラ(糖尿病治療用の
吸入インスリン)、ファイザー/ニューロクラインのインディプロン(不眠症
治療)などを世界的ブロックバスター候補にあげた。06年には特許切れ製品の
売上高180億ドルが危機にさらされるが、こうした新製品がある程度補うと分
析している。