日本イーライリリー 仕事と育児両立策「一時保育補助プログラム」を導入
公開日時 2011/07/08 04:00
日本イーライリリーは7月7日、仕事と育児の両立支援策として「一時保育補助プログラム」を導入したと発表した。育児をしながら働く社員を対象としたもので、子供の急な発熱や残業時のベビーシッターの手配などができる。年間12万円を上限に、利用料金の50%を会社が補助するというもの。サービスの提供に際し、株式会社マザーネットと法人契約した。
同サービスの対象者は、▽勤続1年以上の正社員、▽小学校4年生になるまで(3年生終了日迄)の子供を持つ社員、▽配偶者が昼間の家庭外労働で1日4時間以上、月15日間以上勤務している-などの要件を満たすことが条件。
家族が就業・病気のため保育できないなどの緊急時が適応条件となる。子供の病気、保育所や学校の休園・休校なども含まれる。そのほか出張、休日勤務、時間外残業、自宅からの電話会議などの通常保育外なども想定している。最近では、育児休業復帰時に認可保育所に入れないケースもあることから、同プログラムの適用条件とした。
同社が2008年に実施した社内調査結果では、「育児に必要な第3者の協力が得難い」ことが懸念としてあげられていた。同社としては今回のプログラム導入により、仕事と子育ての両立の不安を軽減し、社員の長期的なキャリアを支援していくとしている。