東北大学東北メディカル・メガバンク機構（ToMMo）は7月9日、スマートフォンやVR機器などの電子機器を用いた認知機能検査を8月１日から始めると発表した。国立研究開発法人国立長寿医療研究センターとの共同研究で、様々な機器を用いて統一した認知機能判定ができるシステム構築を目指す。

認知機能検査はToMMoが行う健康調査と合わせて実施。60歳以上の約500人を対象に、最長で2024年12月末まで行う。研究段階のため、認知症診断はできないが、同年代の認知機能と比較することができるという。ToMMoは「電子機器を用いた検査の有用性が示されれば、認知症の早期発見・早期治療に役立つことが期待される」としている。