日医工の事業再生計画案 ほくほくフィナンシャルグループも「債権の取立不能・取立遅延おそれ」公表
公開日時 2022/11/18 04:51
ほくほくフィナンシャルグループは11月17日、日医工が前日の「第2回債権者会議」で示した事業再生計画案に対し、連結子会社の北陸銀行と北銀リースが「債権の取立不能または取立遅延のおそれ」が生じていると発表した。前日の北國銀行、富山銀行に次ぐもの。北陸銀行の貸出金等は公表した銀行の中では最高額となる。(
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◎北陸銀行は貸出金等で193億6200万円、北銀リースはリース債権100万円
当該取引先に対する債権の種類および金額は、北陸銀行が貸出金等で193億6200万円、北銀リースはリース債権の100万円。2022年3月末の連結純資産に対する割合は3.1%。
前日16日に日医工が開いた事業再生ADR手続きにおける債権者会議では、今週14日にスポンサー契約したジェイ・ウィル・パートナーズ(JWP)が管理・運営する合同会社ジェイ・エス・ディーとの間で作成した事業再生計画案が取引金融機関に提示された。事業再生計画案の詳細は明らかでないが、取引金融機関に対し、「債権放棄などからなる金融支援」が盛り込まれている。日医工は12月に第3回債権者会議を開き、事業再生計画案を決議したい考えだ。