デジタル技術で医療課題の解決へ ピッチイベント・HxDに日本リリー、AZ、バイエルが協賛
公開日時 2021/08/10 04:49
製薬企業3社が協賛するピッチイベント「HEALTHCARE x DIGITAL 2021」(HxD)が11月に開催される。日本イーライリリーとアストラゼネカ、バイエル薬品に加え、オープンイノベーションを通じて次世代ヘルスケアへの貢献を目指す企業や団体から成るi2.JPが協賛しているプロジェクト。ヘルスケア領域の課題に対し、デジタル技術を用いた解決策を募る。ファイナリストに対しては、民間イノベーターやヘルスケア企業、デジタル企業や公的機関などとコラボレーションするきっかけを提供する。パートナーシップの構築を通じ、アイデアの実現をサポートする。
HxDは、在日米国商工会議所(ACCJ)が主催し、今回で2回目の開催。今回は、▽デジタル技術による都市と地方の医療格差の解消、▽デジタル技術を用いることによる病院の進化、▽デジタルツールを活用し、生活者・患者自身が健康を管理することを可能にする―という国内のヘルスケア領域が抱える課題に対し、解決策につながるアイデアを募集している。ファイナリストには、協業機会を提供するほか、投資コミュニティ(「HEALTHCARE x DIGITAL」関連ベンチャーキャピタル)とのコラボの機会を提供する。また、3社の総額で200万円の賞金も予定している。
アイデアの募集は10月1日まで。書類審査を経て、10月14日にオンラインで開催されるピッチで、登壇企業の中から3社を選定する。ファイナリストに選ばれれば、11月11日に協賛企業や官民学から招かれたゲストらの前でプレゼンする機会が得られる。同日は、i2.JPの設立1周年イベントも行われる予定。