アクテリオン日本法人 新社長に伊藤博夫・ヤンセンオンコロジー事業本部長が就任
公開日時 2018/03/08 03:50
アクテリオンファーマシューティカルズジャパンは3月7日、ヤンセンファーマのオンコロジー事業本部長兼営業推進統括部長の伊藤博夫氏が同日付で新社長に就任したと発表した。アクテリオンはグローバルで、2017年6月にジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の傘下に入り、日本法人では今回、J&J傘下のヤンセンから新社長を迎えることになった。なお、J&Jによるアクテリオンの買収額は300億ドル。
アクテリオン日本法人によると、前社長の田中諭氏は同日に退任し、J&Jグループからも離れた。アクテリオン日本法人の社長は2年任期。18年は改選期にあたり、このタイミングで田中前社長は退任することにしたという。田中前社長は01年10月の創業以来16年5か月にわたり社長を務めた。
伊藤新社長は、ヤンセンで研究開発、営業マーケティングの両分野で20年以上のキャリアを持ち、リーダーを歴任した。東京理科大薬学部卒で、薬学をバックグランドにしていることも今回のアクテリオン日本法人の社長就任の決め手になった。
アクテリオンは肺動脈性肺高血圧症(PAH)分野におけるグローバルリーダー。PAH治療における製品ポートフォリオは経口、吸入、静脈内注射投与製剤により、WHO機能分類クラス(FC)IIからIVをカバーしている。
【伊藤博夫・新社長の略歴】
1989年4月に日本ロシュ(現中外製薬)で医薬品臨床開発を約6年担当した後、95年2月にヤンセン協和(現ヤンセンファーマ)に入社。開発企画部長、研究開発副本部長、疼痛・感染症事業本部長、感染症・がん性疼痛事業本部長を歴任し、15年9月からこれまで、オンコロジー事業本部長兼営業推進統括部長を務めた。営業推進統括部長として、ヤンセンの流通戦略及び管理に関わる戦略策定に携わった。東京理科大学薬学部卒。52歳。
【訂正】下線部を訂正しました。(3月8日13時40分)