アルジェニクスジャパン 新社長にBMSバイスプレジデントの後藤太郎氏、6月1日付
公開日時 2025/04/25 04:50

アルジェニクスジャパンは4月24日、ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMS)執行役員兼バイスプレジデントの後藤太郎氏が6月1日付でアルジェニクスジャパンの代表取締役社長に就任すると発表した。後藤氏は岐阜大学医学部卒の医師で精神科臨床に従事。2008年から日本イーライリリー、17年からMSD、19年からBMSでメディカル部門の要職を歴任し、22年にBMSの血液・腫瘍領域の事業部長、執行役員兼バイスプレジデントに就任し、事業活動をけん引した。後藤氏は4月末日付でBMSを退社する。
今回の社長交代は、19年のアルジェニクスジャパンの設立時から代表取締役社長を務めたヘルマン・ストレンガ―氏が、仕事から引退(リタイア)するとの意向を示し、会社としてこの意向を尊重したことに伴うもの。ストレンガ―社長は5月31日付で退任し、当面の間、後藤新社長への引継ぎを行う予定。
ストレンガ―社長は現在67歳。日本法人の組織を構築するとともに、22年に同社初の製品となるウィフガート点滴静注の発売、24年のヒフデュラ配合皮下注の発売を成功裏に導いた。同社はストレンガ―社長について、「事業活動を通じて、全身型重症筋無力症、慢性特発性血小板減少性紫斑病、慢性炎症性脱髄性多発根神経炎の患者さんの治療に大きく貢献した」とコメントした。
【後藤太郎新社長 略歴】
2001年から08年に岐阜大学病院などで精神科臨床に従事し、岐阜大学医学部で非常勤講師を務めた。08年に日本イーライリリーに入社し、臨床開発医師、米国本社でグローバルR&D業務を含む多様な神経科学領域のプロジェクトに従事し、日本でメディカル部門で要職を歴任した。17年からMSDにてエグゼクティブディレクターとしてメディカルオペレーションを統括。19年にBMSに入社し、メディカル本部長や血液領域事業部長を歴任し、22年から血液・腫瘍領域の事業部長、執行役員兼バイスプレジデント(現職)。01年に岐阜大医学部卒、医師免許取得。05年に同大大学院で医学博士号取得。49歳。