杏林製薬 慢性咳嗽治療用アプリを国内で開発 呼吸器領域の知見活かす
公開日時 2025/02/26 04:48
杏林製薬は2月25日、米Hyfe社と慢性咳嗽治療用アプリについて開発・商業化契約を締結し、現在日本で開発を進めていると発表した。アプリは、患者に行動変容を促し慢性咳嗽を軽減する非薬理学的治療法であるBCST (Behavioral Cough Suppression Therapy) に基づくもの。Hyfe社のAIを活用した咳モニタリング技術を活用しているという。同社は、「呼吸器疾患領域における知見を活用し、日本市場に向けたアプリケーションの開発を進める」としている。
杏林製薬は慢性咳嗽治療薬をポートフォリオに有するが、慢性咳嗽における新たな治療選択肢を提供することで、医療の発展に貢献することを目指して開発を決定したとしている。同社は、Hyfe社との契約に基づき、開発の進展に応じたマイルストン、また上市後には正味売上高に応じた一定率のロイヤリティをHyfe社に支払う。
なお、2025年3月期の業績予想に与える影響は「軽微」としている。