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武田薬品 TAK-771、慢性炎症性脱髄性多発根神経炎・多巣性運動ニューロパチーに係る適応で承認申請

公開日時 2024/08/09 04:48
武田薬品は8月8日、皮下注用人免疫グロブリン・遺伝子組換えヒトヒアルロニダーゼ組み合わせ製剤「TAK-771」(開発コード)について、「慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(多巣性運動ニューロパチーを含む)の運動機能低下の進行抑制(筋力低下の改善が認められた場合)」を予定適応に承認申請したと発表した。同剤は2月に、「無又は低ガンマグロブリン血症」を予定適応に承認申請している。

同剤は、皮下注用人免疫グロブリン10%製剤(SCIG10%)及び遺伝子組換えヒトヒアルロニダーゼPH20製剤(rHuPH20)から構成される皮下注用の組み合わせ製剤で、2種のバイアルが同梱されている。rHuPH20を投与し皮下組織の透過性を一時的に高め、その後同じ部位にSCIG10%を投与することで、SCIG10%の拡散と吸収が促進され、大量投与が可能になる。大量投与により投与頻度が従来の皮下注用人免疫グロブリン製剤に比べて少ない2週から4週間隔となり、患者の負担の軽減が期待される。

慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(CIDP)は、末梢神経系に影響を及ぼす希少で後天的な免疫介在性の神経筋疾患。四肢の遠位および近位における脱力、ピリピリ感または感覚消失、反射消失、歩行困難など、進行性の左右対称性の症状を典型的な特徴とする。多巣性運動ニューロパチー(MMN)も、CIDPと同じく末梢神経に障害が生じる神経炎。ただ、CIDPと異なり、左右非対称の運動障害が主で、感覚が障害されることはないか、障害があっても軽度とされる。
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