合同会社Kiku塾代表菊岡正芳encourageleader@gmail.com多くの患者さんを対象とする薬剤では、ＭＲも会社も処方量を取るために、医師に治療の第一選択薬として使用いただくことを期待する。マーケティング方針も「治療の第一選択に位置づける」となる。希少疾病の治療薬が増え、ＭＲは処方１例１例を大切にする意識が高まってきた。その希少疾病の治療薬にも競合が存在するようになり、ＭＲはより多くの患者さんに、より早期の投薬開始を望んでいる。より多くの患者さんに、より早く処方いただく観点からは、多くの患者さんをターゲットとする薬剤と、希少疾病をターゲットとする薬剤に何ら違いはない。この変わらないＭＲの活動スタンスが医師との対話にどのような影響を及ぼすかを今回は考える。新しい治療薬が承認される...