大塚製薬工場 プレフィルドシリンジ製剤の新工場を設立、松茂工場敷地内に 25年4月稼働予定
公開日時 2024/07/30 04:50
大塚製薬工場は7月29日、自社の松茂工場敷地内(徳島県板野郡松茂町)に、プレフィルドシリンジ製剤の新工場「MP-PS」を設立すると発表した。2025年4月に稼働予定。プレフィルドシリンジ製剤は現在、島根県出雲市の子会社で製造しているが、安定供給体制の強化及び生産拠点の分散化による災害時のリスク低減に向け、徳島県に新工場を設立してプレフィルドシリンジ製剤を製造することを決めた。
新工場の生産能力や設備投資額は非開示。新工場の稼働に向け、新たに20人を雇用する。
松茂工場は合理化された高性能の輸液工場で、現在、シングルバッグ製剤、ダブルバッグ製剤、プラスチックアンプル製剤の製造に加え、大塚製薬工場が世界で初めて開発したダブルバッグタイプの抗生物質キット製剤などを製造している。