東和薬品は11月16日、山形工場の生産能力増強のための建設工事が完了したと発表した。山形工場の生産体制を年間65億錠から100億錠に増強するために2021年から工事を進めてきた。同社は、国内３工場で年間175億錠の生産体制を構築したとしている。同社は、「今後も安定供給に努め、患者さまや医療関係者から求められる⾼品質なジェネリック医 薬品をお届けする」としている。

山形工場の生産能力増強に向けた総投資額は、549億円（建物284億円、設備265億円）。生産能力（年間）は第三固形製剤棟35 億錠、第二無菌製剤棟バイアル550万本で、第三固形製剤棟については24年４⽉、第二無菌製剤棟は25 年 4 月の稼働開始を予定している。今回の⼯事完了により、当社の⽣産能⼒は⼤阪⼯場 25 億錠、岡⼭⼯ 場 50 億錠、⼭形⼯場 100 億錠となる。

【おことわり】下線部の稼働開始予定時期について、東和薬品から発表内容の訂正がありましたので、修正しました（2023年11月17日、13時10分）