エムスリーは2月3日、米国の製薬企業向けコンサルティングファームMichael Allen Companyを子会社化したと発表した。米国法人M3 USA Corporationを通じて買収した。エムスリーグループの製薬企業との関係性を強化すことが目的。Michael Allen社もエムスリーグループのグローバル600万人の医師会員基盤やグループ内のアウトソーシング部門を活用し、業務効率化を図ることで、さらなる成長を目指す。

Michael Allen社は製薬業界に特化したコンサルティングファームで、1979年設立、米国コネティカット州ダリエンに本社を構える。100以上の疾患領域に精通し、グローバルで数多くのプロジェクトを実施しているほか、臨床試験から上市後まで、フェーズに応じたフレームワークによりクライアントの製品開発を支援している。

エムスリーは米国、英国、フランス、中国、韓国、インド等海外への事業展開を積極的に進めている。すでに全世界の医師の半数にあたる約 600 万人の医師会員・調査パネルを有しており、そのメディア力を活かした製薬会社向けマーケティング支援事業、リサーチ事業、医師転職支援事業等を展開している。