PMDA 初任給は平均22.3万円 製薬業界の26.5万円下回る「優秀な人材確保に相応な給与レベル必要」
公開日時 2022/06/28 04:50
医薬品医療機器総合機構(PMDA)は6月28日、役職員の報酬・給与等についての考え方を公表した。同機構の初任給は平均22.3万円で前年度と同額。同機構の調査によると製薬業界20社の初任給は26.5万円(令和3年/各社HP採用情報)で、PMDAの平均金額と比較して高くなっていた。なお、PMDAが昨年公開した製薬業界20社の初任給は25.9万円(令和2年)だった。
PMDAの職員は、事務系職員14%、技術系職員が86%程度となっており、技術系職員の割合が高い。PMDAによると、「できるだけ多くの優秀な技術系職員を採用する必要があるが、当機構が必要とする人材は製薬業界等と競合関係にある」と指摘。同機構の平均初任給22.3万円の給与水準は、「国家公務員より高くなっているものの、優秀な人材を確保するためには相応な給与レベルが必要である」と強調している。