帝人ファーマ 導出のアルツハイマー病治療薬候補の臨床試験を米メルクが開始
公開日時 2022/02/02 04:48
帝人ファーマは2月1日、同社の創薬したアルツハイマー病治療薬候補について、ライセンス先である米メルク(MSD)が海外で臨床試験を開始したと発表した。候補化合物は、抗リン酸化タウ抗体で、異常にリン酸化されたタウ蛋白質に特異的に結合する作用を有している。これに伴って同社は、臨床試験開始のマイルストーン(一時金)を受領した。
同社は2017年に米メルクとアルツハイマー病治療薬候補の独占的開発・製造・販売権を供与するライセンス契約を締結。日本での開発もMSDが担う。なお、同社は、日本での共同販促に関する権利を有している。マイルストーンの金額は非開示。