日本イーライリリー トルツの鳥居薬品とのコ・プロ終了、21年末で 契約期間満了
公開日時 2021/11/09 04:50
日本イーライリリーと鳥居薬品は11月8日、ヒト化抗ヒトIL-17Aモノクローナル抗体製剤・トルツ皮下注(一般名:イキセキズマブ(遺伝子組換え))の販売提携を2021年末で終了すると発表した。現在、製造販売元の日本イーライリリーが販売・流通を担い、両社で情報提供活動(=コ・プロモーション)しているが、22年以降は日本イーライリリー単独で活動する。この販売提携契約は16年に締結し、当初から契約期間は21年末までの5年間としていた。今回のコ・プロ終了は契約期間満了に伴う終了となる。
両社は、「これまでと同様の製品提供および医療ニーズに合う製品情報の提供を実施できるよう、協力してスムーズな移管を進める」としている。
トルツはイーライリリーの創製品で、既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症、強直性脊椎炎、X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎――の適応を持つ。16年11月から日本で販売されている。