武田薬品 リュープリンの4週間製剤・12週間製剤が出荷調整に 供給量の低下が見込まれるため
公開日時 2021/09/08 04:50
武田薬品は9月6日、光工場で製造しているリュープリン注射用キット3.75mg(4週間製剤)と同SR注射用キット11.25mg(12週間製剤)の供給量の低下が見込まれるとして出荷調整すると公表した。同社はこの間、製造プロセスの改善を行ってきたが、製造ラインを停止していたことなどが影響し、製造量の「更なる低下が見込まれる」事態となった。このため多くの患者に使用されるリュープリンPRO注射用キット22.5mg(24 週間製剤)の製造を優先させ、4週間製造と12週間製剤については代替製品への変更および調整を医療関係者に求めている。
今回の出荷調整を踏まえたリュープリンの供給状況は以下の通り。①リュープリン注射用キット1.88mg(出荷調整中)、②リュープリン注射用キット3.75mg(出荷調整中・供給量低下)、③リュープリンSR注射用キット11.25mg(出荷調整中・供給量低下)、④リュープリンPRO注射用キット22.5mg(出荷調整中・優先生産)、⑤リュープリン注射用1.88mg(出荷調整中)、⑥リュープリン注射用3.75mg(出荷調整中)-の6製品。
同社は今後の供給予定について、「担当MRから追ってご連絡させていただきます」としている。