沢井製薬は８月23日、抗悪性腫瘍薬・パクリタキセル注射液30mg/100mg/150mg「サワイ」、ドセタキセル点滴静注液20mg/1mL／80mg/4mL「サワイ」、ドセタキセル点滴静注用20mg/80mg｢サワイ｣について、特約店・販売会社への出荷調整を行うと周知した。他社製剤の出荷調整を受け、想定を上回る注文があったため。既採用の医療機関様への安定供給を優先するため、新規採用、既採用先における注文増加を辞退するとしている。

タキサン系抗がん剤としては、大鵬薬品が８月18日、抗がん剤・「アブラキサン点滴静注用100mg」の一時供給停止を発表。ファイザーが８月20日、パクリタキセル点滴静注液 100mg／16.7mL「ホスピーラ」、同 30mg／5mL「ホスピーラ」に出荷調整を開始するなど、波紋が広がっている。