エタネルセプトBSの出荷調整問題で、あゆみ製薬も5月31日、同社のエタネルセプト BS「MA」 の全規格について、「新規の医療機関、調剤薬局への出荷を当面の間、出荷を控えたい」と医療関係者に情報提供を開始した。インド国内の新型コロナ感染拡大に伴い、陽進堂・帝人ファーマのエタネルセプトBSの原薬が調達できず、両社が同剤の一時的な出荷停止に踏み切ったことに端を発したもの。

あゆみ製薬は、「他社製品の出荷調整の影響を受け、平常時を大幅に超えるご注文が殺到する恐れがある」とし、「既に処方頂いている医療機関への安定供給を最優先とする」との方針を打ち出した。

【新規の医療機関・調剤薬局への出荷を控える対象品は以下の通り】

・エタネルセプトBS 皮下注用 10mg「MA」 4 バイアル 
・エタネルセプトBS 皮下注用 25mg「MA」 4 バイアル 
・ エタネルセプトBS 皮下注 25mg シリンジ 0.5mL「MA」 4 シリンジ 
・エタネルセプトBS 皮下注 50mg シリンジ 1.0mL「MA」 2 シリンジ  
・エタネルセプトBS 皮下注 25mg ペン 0.5mL「MA」 2 キット  
・エタネルセプトBS 皮下注 25mg ペン 0.5mL「MA」 1 キット 
・エタネルセプトBS 皮下注 50mg ペン 1.0mL「MA」 2 キット  
・エタネルセプトBS 皮下注 50mg ペン 1.0mL「MA」 1 キット 

なお、既存の医療機関・調剤薬局を通じた供給に問題はないとしている。