サノフィ 多発性骨髄腫治療薬サークリサ 単剤療法追加などで一変申請
公開日時 2020/12/21 04:50
サノフィは12月18日、再発又は難治性の多発性骨髄腫治療薬サークリサ点滴静注(一般名:イサツキシマブ(遺伝子組換え))について、単剤療法の追加と、プロテアソーム阻害薬カルフィルゾミブ及びステロイド製剤デキサメタゾンとの併用療法を追加する用法・用量に係る一変申請を行ったと発表した。現在は免疫調節薬ポマリドミド及びデキサメタゾンと併用して用いる。
サークリサは多発性骨髄腫の腫瘍細胞表面に高頻度かつ一様に発現しているCD38受容体の特異的エピトープを標的とするモノクローナル抗体製剤。プログラム細胞死(アポトーシス)を始め、免疫細胞を介した免疫調整など様々な作用機序を通じて作用を発揮するよう設計されている。日本では8月から販売している。