日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会が緊急声明 小林化工と日医工に再発防止策公表を要請
公開日時 2020/12/18 14:10
日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会は12月18日、イトラコナゾールに睡眠薬が混入し自主回収に至ったことなどを踏まえ、緊急声明を出した。声明では小林化工に加え、2020年4~12月11日までに35医薬品の自主回収(クラスⅡ)に至っている日医工についても指摘。「小林化工、日医工の2社に、発生した事案の詳細な状況とともに、第 3者による調査団の受け入れ、再発防止策の立案並びにその公表を行う」ことを要望した。
小林化工のイトラコナゾールは、通常用量を超える睡眠薬が混入して自主回収(クラスⅠ)となり、死亡例まで出ている。また、となっている。こうした事例を踏まえ、「ジェネリック医薬品の信頼を損ねる事案が相次いで発生していることに、長年ジェネリック医薬品の健全な普及を目指して活動を行ってきた弊会としても、大きな失望を禁じ得ない」と指摘した。そのうえで、「少数の企業の不祥事により、これまでの努力と信頼が崩れることは、決して容認できるものではない」と指摘している。