アルフレッサ 神戸再生医療流通ステーション開設
公開日時 2020/10/02 04:50
アルフレッサは10月1日、新たな再生医療等製品の保管・輸送拠点となる神戸再生医療流通ステーションを開設した。神戸市の三菱倉庫の拠点内に開設する。
アルフレッサの再生医療等製品に関する取り組みでは、2018年8 月に三菱倉庫と業務委託契約を締結。再生医療等製品の保管・輸送拠点として、神奈川県川崎市に「殿町(とのまち)再生医療流通ステーション」を開設した。また、臍帯等のヒト組織由来細胞を使った細胞医薬の研究開発企業であるヒューマンライフコードとの資本業務提携を通じて、再生医療のサプライチェーン体制構築を検討してきた。
日立製作所が主導する再生医療等製品のバリューチェーン統合管理プラットフォームへ参画しており、再生医療等製品のバリューチェーン全体を通した細胞・トレース情報の統合管理の構築にも貢献している。
神戸再生医療流通ステーションは 、殿町再生医療流通ステーションと同様、液体窒素を用いた設備機器等を導入して超低温(セッシマイナ ス150度以下等)の保管・輸送環境を整備し、顧客の要望に応じた保管・輸送業務をご提供することが可能となっている。殿町再生医療流通ステーションと2つの施設を持つことによって、グループの再生医療等製品の流通における BCP(事業継続計画)対応の強化も図る。
◎西日本で研究開発・製造する企業やアカデミアに迅速な対応可能に
神戸市の三菱倉庫の拠点内に開設することで、西日本で再生・細胞医療分野の実用化・産業化に向けて研究開発や製造を行う国内外の企業・大学・研究機関に対して迅速な対応が可能となる。また自然災害時等に、殿町再生医療流通ステーションのバックアップ拠点としても活用できる。
アルフレッサは、西日本に拠点を持つ製薬企業やバイオベンチャー企業との連携をさらに強化し、治験の段階から製品の上市に至るまでの全ての過程においてサポートする。