日本ケミファ MR対象の希望退職に42人応募 予定数超えたため募集期間短縮
公開日時 2020/09/23 04:50
日本ケミファは9月18日、MRを対象に希望退職者を募集したところ、42人が応募したと発表した。この希望退職者数は全MRの20%に相当する。9月30日付で退職する。後発品市場の競争が激化し、薬価の毎年改定が現実のものとなるなど市場環境の厳しさは増している。加えて、同社の業績は3期連続で減収減益となるなど厳しい状況が続いており、希望退職者を募り、構造改革を行うことにした。
希望退職者募集は当初、8月7日~28日の間に、30人程度を募集するスキームで実施した。応募者が予定数を大きく超えたため、募集締切を8月11日に短縮したという。応募者には割増退職金の支給や再就職支援を行う。割増退職金などの費用は約1億3000万円となる見込みで、20年度第2四半期決算で特別損失として計上する予定。
同社の業績は2017年3月期(16年度)をピークに右肩下がりとなっている。17年3月期は売上356億8900万円、営業利益28億3600万円だったが、直近の20年3月期(19年度)は売上が317億5600万円、営業利益は3億6400万円にまで落ち込んだ。