国内売上軒並み低下 海外比率の拡大顕著に
国内大手製薬10社の24年度上期決算
公開日時 2024/12/01 00:00
迫られる事業構造改革希望退職制度の進捗も注目製薬各社の2024年度第2四半期決算が出そろい、12月期決算企業3社を含む国内主要10社では7社が増収、4社が増収・営業増益だった。ただ、国内売上収益は8社で減少。対照に海外売上比率は拡大しており、米国市場を中心としたグローバルマーケットへのシフトがより顕著に表れた。一方で、多くの企業でビジネスモデルの変革に向け、グローバル化やデジタル投資に向けてリソース配分を見直すなど事業構造改革が進む。24年度上期には希望退職制度実施の発表が相次ぎ、関連経費を計上した企業もあった。(梅澤平、早瀬悠里)ミクス編集部は、25年3月期または24年12月期決算期の国内製薬企業のうち、売上収益の通期予想が4000億円以上の10社について上期業績や各種経費をまとめた。25...