製薬協 11月は「コード理解促進月間」 企業活動適正化へ再点検を呼びかけ
公開日時 2020/09/18 04:50
日本製薬工業協会(製薬協)は11月を「コード理解促進月間」に位置付け、役員や全社員を対象に企業活動を適正化するよう、会員各社に改めて点検を促す。テーマは、「信頼 ~今、あなたに求められるものは?~」。会員各社の部門、職場ごとに企業活動の適正化に向け、独自の具体的項目を設定し、点検するよう会員各社に協力を要請する。9月17日の総会に報告された。
コード・オブ・プラクティスは、製薬会社の役員、全社員を対象としたもの。これまで職場でポスターを掲示するなどして周知を図ってきた。ただ、新型コロナウイルス感染症の影響で、在宅勤務なども増えるなかで、パワーポイントをパソコンの待ち受け画面に貼るなど、工夫ができるよう、資材を提供する考えだ。
製薬協の白石順一理事長は、「私どもは、有効で安全な薬を国民に提供する使命がある。コンプライアンスに欠けるようなことがあれば、私どもの主張自体や製品自体もリライアビリティ(信頼性)が落ちる。そういう事態を避けるために、自らを律するためのコンプライアンスだ。そのための啓発だ」と述べた。