LTLファーマ 抗アレルギー薬ディレグラAGで日医工と販売提携契約締結
公開日時 2020/09/03 04:49
LTLファーマと日医工は9月1日、LTLが許諾権を持つ抗アレルギー薬ディレグラ配合錠(一般名:フェキソフェナジン塩酸塩/塩酸プソイドエフェドリン配合剤)のオーソライズドジェネリック(以下、AG)について、日医工と販売提携契約を締結したと発表した。ディレグラAGは12月の薬価追補収載を経て、日医工が同月中に発売する予定。情報提供活動も日医工が行う。なお、同契約にはディレグラAGの製造販売承認を将来、日医工に承継することも含まれる。
ディレグラAGは2月に承認され、製造販売元は日医工サノフィとなる。一方で、LTLは7月末に、サノフィからディレグラ(先発品)の製造販売承認を譲り受けており、LTLがディレグラAGの許諾権も持つ立場となった。LTLは長期収載品に特化したビジネスを展開していることから、ディレグラAGの提携先を検討し、このほど日医工と合意に至った。
LTLと日医工は、「安定供給及び情報収集・提供の体制を確保し、本配合剤によるアレルギー性鼻炎治療への貢献に取り組む」としている。
■沢井 ディレグラ後発品を9月18日発売へ
ディレグラの後発品の製造販売承認は今年2月、日医工サノフィと沢井製薬の2社が取得した。沢井のディレグラ後発品は6月に薬価追補収載され、「9月18日に発売予定」(沢井広報部)としている。