ヒュミラが8年連続トップも減収局面に
増収額トップはキイトルーダ 1年で39億ドル増
公開日時 2020/06/30 00:00
世界のブロックバスター(2019年に売上高10億ドル以上の製品)世界の製薬企業が発表した19年業績から製品売上をまとめたところ、リウマチなどの自己免疫疾患に用いるヒュミラ(アッヴィ)が8年連続で首位となった。売上は191億ドルだった。18年は前年比で15億ドル増、17年は同24億ドル増――と驚異的な伸びをみせていたが、19年は7億ドル減と減収局面に入った。16年に特許切れしたものの、米国でバイオシミラー(BS)の上市が困難なこともあって成長していたが、BSや競合品の影響を受けた格好だ。2位は、がん免疫療法薬キイトルーダ(米メルク)で、前年から一つ順位を上げた。売上は110億ドルで前年から39億ドル積み増した。この増収額は全製品中でトップとなる。3位は前年2位の多発性骨髄腫薬レブラミド(ブリス...