日医工 医療費適正化で連携協定、千葉県松戸市と GE使用促進など支援
公開日時 2019/09/02 03:50
日医工は8月30日、千葉県松戸市と医療費適正化などに関する包括的連携協定を締結したと発表した。松戸市の国民健康保険被保険者などに対する健康寿命の延伸と医療費の伸びの適正化を図るため、様々な取り組みや啓発活動を連携・協力して実施する。例えば日医工は松戸市に対して、▽後発医薬品(GE)の啓発活動、使用促進の推進▽市民向け健康講座の実施に関する協力支援――を提案する。
まずは、10月18日に実施予定の国保被保険者に対する集団健診でGEのブースを設け、GEの普及啓発を図る。日医工は地元医師会などとの連携にも積極的に取り組みたいとしている。
松戸市の2018年度のGEの使用割合は数量ベースで76.7%。政府目標の20年9月までのGE使用割合80%目標の達成に向け、市として、より一層のGE使用の推進策を検討していた。今回の日医工との連携もその一環となる。
日医工が自治体と医療費適正化に関して連携協定を結ぶのは今回が初めて。同社広報部は本誌取材に、「松戸市における社会、地域の課題解決に向けて取り組む」とし、「他の自治体とも、このような活動を積極的に行いたい」とコメントした。